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思いつき話 その4 受動喫煙防止条例

Yahoo!ニュースで「千葉市受動喫煙防止条例が成立」というタイトルを見て思いついたお話。

 俺はもはや東京駅で唯一となった喫煙所でシガリロに火をつけて口の中で味わいのあるスモークを楽しんで吹かした。

 

隣にいた男が、俺の吹かした煙をうっとりとした顔で嗅いでいる。

 

「これキューバ産ですか?」男が言った。

 

「貴様、受動喫煙者だな、俺の煙を勝手にすうとは何事だ!」

 

おれは、スマホにある受動喫煙通知ボタンを押した。

 

即座に警官がやってきた。

 

うまそうに俺の吹かした煙を吸っている男の腕を掴んで言った。

 

「あんた、受動喫煙現行犯で逮捕する。命がけで高い税金を払って喫煙されているこの方の煙を只で吸うとは何事か、東京都受動喫煙防止条例により、喫煙所建設ボランティア45日を命じる」

 

警官は男に手錠を掛け、俺の方を向いてうっとりした顔をして言った。

 

「これはキューバ産ですか?」

 

お前もか!

 

喫煙者の肩身は狭いが、公に売っているタバコを高い税金払ってルール守って命がけで吸っている喫煙者にも権利があってもいいじゃんね、と思う今日この頃の妄想でした。